Bloom- Flower Show in Ireland

アイルランドはとにかくとても大好きな国。

人がとても優しんです。

縁あって2013年から毎年訪れるようになりました。

 

個人庭の作庭の依頼を頂いたのと、RHS(英国王立園芸協会)のショー運営本部での仕事の縁から、ブルームというフラワーショーに紹介頂く機会が同時に起こりました。

それからアイルランドに毎年滞在する様になりました。

ブルームには3回目の再訪です。

Bloom ⇨ http://bloominthepark.com

 

最近のチェルシーフラワーショーにはアイルランドのデザイナー、そしてスタッフも沢山入る様になりました。2013年のブルームでお付合いが始まった方達も多く、いつもチェルシーフラワーショーの現場で会うとついつい立ち話をしてしまいます。

 

社会情勢や地球温暖化という背景もあるのか、今では自然を演出するフラワショーを開催する国も多くなり、そしてそれぞれの国の特徴もそこには見受けられます。

 

さて、では今年のブルームは。。。

 

アイルランドの大自然の美しさは格別です。

空も大地も広々としていて、キャンバスの様にどこまでも自然が広がります。緑もとにかく青々としてます。

そのせいか、構造物などに視点を当てているお庭が多かった様な気がします。

お庭で陽気にアイリッシュソングを歌う男性発見。

私もついつい乗ってしまいました♪

アイリッシュミュージックはなんとも言えない音とリズムから成り立っています。ついつい踊りたくなってしまうのです。笑

実はアイルランドにはアーティストの仕事をしている方が多いのですが、計算されていない空気感を表現する事がとても上手だと思います。
これ、イギリスだったら、椅子は2つあるべき、と言って絶対に2つ用意されていると思います。

でも、このテーブルとイスと植栽の組み合わせ、1つのイスで十分に絵になってます。

こういう表現がアイルランドのお国柄のように思います。

こちらはお庭の真ん中に大きな万華鏡を設置しています。

それはそれは子供達がほっとくわけなく、次から次へと覗きに来ます。

こんな発想もアイルランドならではかな?

FBD INSURANCE’S “TRANSITION”

一番気になったお庭です。
石使いが好きな私は、このお庭の石にとても興味を持ちました。聞いてみるとクレア(Co.Clare)という西の地方の石を使っているようです。デザイナーがこの地方の出身。アイルランドでも美しい自然が残っている地方として知られている場所です。

なんとなく、、、日本のにおいもしたりして。
デザイナーのオリバーとお話しする機会の中で、やっぱり日本の石組みを経験した事があるとか。

なんだか嬉しくなりました。

 

このオリバーはダブリンの近くにナーサリーを経営しています。
植物の話をし始めると一気に空気が変わって、植物が好きな事が伝わってきます。
私も大好き。
一気に話が盛り上がりました。
来年はオリバーのナーサリーを是非訪ねたいと思います。