Viking Cruise @ Artisan
チェルシーフラワーショーも終わり、担当したお庭ぐらいは皆様にご紹介したいと、今回はアーティザン部門のバイキングクルーズをご紹介します。
アセスメントも審査も終わり、メンテナンスも終わり、
私にとっては最後の最後の瞬間。夕日と共に。
Asses has done. Judges also have done.
A moment to say good bye to the favourite garden
スポンサーが、バイキングクルーズという、旅行会社なのです。
その為に、求められている事は、観光先のイメージをお庭に反映させる事。
昨年はベトナムでした。
今年はバルセロナ。
デザイナーのセイラはガウディの作品がとても好きで、今回はそのモチーフを取り入れたのでした。
通り過ぎる人たちは皆、一目見てこのお庭がガウディのインスピレーションを受けている事がわかり、バルセロナを思う。
このお庭のコンセプトであるから,それで正解なのです。
ガウディの作品の発信には強さを感じます。
それを中和するべくデザインされたのが、こちらの椅子。
15回もデザインと作成を繰り返しました。
エレガントな線が、
全体像の中でお庭としての美しさを引き出します。
水の流れの量や、底の色との反映。
それから植栽で作り出される総合体。
全体のバランスはもちろんの事。視覚が捉えるひとつひとつのパーツの造り込みも大切です。
樹木にはオレンジの樹やパームツリーなど、地中海のタイプの樹々たちを入れています。
このお庭は機能も植栽のメンテナンスも考え、十分にお庭としてデザインされています。
時折、ショーのお庭についてディスプレイの感を持たれて、そんな質問を受ける事がありますが、チェルシーの審査基準はかなり厳しく、
お庭として機能しているべきデザインを造る事が、私たちデザイナーの仕事です。
さて、次回のブログではもう一つのヒリアーをご紹介いたしますね。
*現在、秋にチェルシーフラワーショーなどのお話をする予定が進んでいます。
それぞのお庭の解剖トークはその時までお待ちくださいね。
その際はご興味のある方、是非ご参加下さい。