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Two Golds @ Chelsea Flower Show 2017-Viking Cruise

Viking Cruise @ Artisan

チェルシーフラワーショーも終わり、担当したお庭ぐらいは皆様にご紹介したいと、今回はアーティザン部門のバイキングクルーズをご紹介します。

 

アセスメントも審査も終わり、メンテナンスも終わり、

私にとっては最後の最後の瞬間。夕日と共に。

Asses has done. Judges also have done.

A moment to say good bye to the favourite garden

スポンサーが、バイキングクルーズという、旅行会社なのです。

その為に、求められている事は、観光先のイメージをお庭に反映させる事。

 

昨年はベトナムでした。

 

今年はバルセロナ。

デザイナーのセイラはガウディの作品がとても好きで、今回はそのモチーフを取り入れたのでした。

 

 

 

 

 

通り過ぎる人たちは皆、一目見てこのお庭がガウディのインスピレーションを受けている事がわかり、バルセロナを思う。

このお庭のコンセプトであるから,それで正解なのです。

ガウディの作品の発信には強さを感じます。

それを中和するべくデザインされたのが、こちらの椅子。

15回もデザインと作成を繰り返しました。

エレガントな線が、

全体像の中でお庭としての美しさを引き出します。

 

水の流れの量や、底の色との反映。
それから植栽で作り出される総合体。
全体のバランスはもちろんの事。視覚が捉えるひとつひとつのパーツの造り込みも大切です。

樹木にはオレンジの樹やパームツリーなど、地中海のタイプの樹々たちを入れています。

このお庭は機能も植栽のメンテナンスも考え、十分にお庭としてデザインされています。
時折、ショーのお庭についてディスプレイの感を持たれて、そんな質問を受ける事がありますが、チェルシーの審査基準はかなり厳しく、

お庭として機能しているべきデザインを造る事が、私たちデザイナーの仕事です。

 

さて、次回のブログではもう一つのヒリアーをご紹介いたしますね。

 

*現在、秋にチェルシーフラワーショーなどのお話をする予定が進んでいます。

それぞのお庭の解剖トークはその時までお待ちくださいね。
その際はご興味のある方、是非ご参加下さい。